1月10日と11日は、札幌駅前地下歩行空間(チカホ)憩いの広場(通路)にて開催されます
「Select Market vol.23」に出展します。
今年最初のイベント出展。
今年はどんな出逢いがあるのかと、ちょっとドキドキしながら準備を進めています。
昨年最初のイベント出展も憩いの広場でのSelect Marketでした。
今日はその時のお話を…(昨年Facebookに投稿したものを少し編集しています)
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今日のアイキャッチ画像は、フォトことば作品の一つです。
普段はポストカードかA4までしか展示販売しないのですが、
昨年の1月出展時にはこの作品をA3で印刷し簡易額装で展示販売しました。
まだ準備の時にこの作品をじっと見つめる老人がいました。
ふと私の方を向き「この文章を書いたのは誰だい?」と問いかけてきました。
これは写真を はるか が、そして文章を考え書き込んだのはアトリエ書の花の関吉さんです。
それを説明し関吉さんが挨拶をすると、その方は次のように話し始めました。
「私は戦時中にこの言葉と全く同じ言葉を窓に書いていた。
11歳の時、空襲で弟が目の前で死んだ。自分では何も出来ず、ただ見ているしか出来なかった。
物凄く悲しかったと同時に、いつ死ぬのか分からない…だから今日を頑張って生きよう…
そう思って、窓にこの言葉を書いたんだ。
それと同じ言葉を見て、とても懐かしい思いになったよ…」
少し涙ぐんだ目で話したあと、「ありがとう。これからも頑張って」と言って立ち去って行きました。
私もはるかも、そして関吉さんも戦争は体験していません。
その老人が立ち去ったあと、この作品を見つめながら「平和な今」に感謝せずにはいられませんでした。
(2015.01.17のFacebook投稿から、若干修正)
「平和」のとらえ方は様々です。
「私にとっての平和」と「あなたにとっての平和」と「みんなにとっての平和」がひとつになる日が来ることを願っています。
2016.01.10 office seAsOw かじほのか