リラ冷えの日

日中に20度近くまで上がる日があるかと思えば、明け方には5度近くまで下がるこの時期の札幌。
桜を皮切りに、市内にも花の彩りがあふれる季節になっています。

札幌の木にも指定されているライラックもそのひとつ。
例年なら5月下旬には大通公園で「ライラックまつり」が開催されているのですが、今年はご多分に漏れず中止。
でもおまつりはなくとも花は咲きます。
陽気に誘われて、小さな小さなライラックの花が次々開花しています。

そしてこのライラックの時期にあるのが、リラ冷えの日。
リラ、はライラックのフランス語。
もう暖かくなってきたかな、と浮足立つ気持ちをふっと通り抜けていく冷たい風と冷え込みです。
渡辺淳一さんの小説に「リラ冷えの街」というのがありますが、ちょうどこの時期のことですね。

小さな花を狙っていると、ふっと吹き込んできたイタズラな風に邪魔をされて、こんな写真になることも(笑)

ライラックの花弁は通常4つですが、これが5つ以上のものもあるそうです。
それを「ラッキーライラック」と呼ぶとか。
私はまだ見つけたことがありませんが、よぉく探してみると、出会えるのかもしれません。

今はまだ、用事があって移動するときにちょっと足を止めて撮ることくらいしかできません。
一日も早くコロナ禍が落ち着いて、青空の下を気のすむまで花を撮りに歩ける日が来てくれることを願うばかりです。

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wrote by はるか