過日のこと。
とある作家さんに
「ほのか氏は『技術屋』だよ」
と言ったらいたく納得してくれた、ということがありました。
そうなんです。
ほのか氏は技術屋さん、職人さんタイプなのです。
写真にしてもモノづくりにしても
「Aという目的のために何が必要で、どのように進めて行けばいいか」
を考え、研究し、設計を作り上げていく。
いかにしてその後も同じ形、品質のものを作り続けていくかも重要なポイントです。
対してはるかは『表現者』。
「表現し、伝えていくこと」がテーマなので、モノやカタチはその次の問題。
逆に言えばモノ・カタチは自分が扱えるものであれば絶対的なこだわりは無くて、言葉でも音楽でも、写真でも色彩でもいいのです。
いかにして同じものを二度創らないか、違う形やモノを作り出して行けるか、が重要なポイントです。
そんな二人がたとえばカメラという共通アイテムを手に入れると、
ほのか氏は
「このカメラにはどんな機能があるのだろう?
どんな特徴があるのだろう?
どんな被写体と相性がいいのだろう?」
と調べ、全容が理解できると、では実際に撮ってみたらどうなるか、と試し始めます。
対してはるかは
「すごーい、面白いもの見つけた!
誰かに見せたい!!
撮ろう撮ろう!!
え、あ、このカメラって手振れ補正すごーい、色きれーい」
とはしゃぎ、被写体を見つけてから設定をアレこれソレきっとこんな感じ!と決めてシャッターを切ります。
同じカメラという機材を手にしていながら、まるで違うアプローチになることがよくお分かりになると思います。
そしてご想像の通り、ほのか氏の方はお試しを終えて本番に入れば、安定的かつ機材を使いこなしての写真を撮ることができます。
対してはるかは「自分が気に入るかどうか」が唯一の判断基準。
「安定的」にはなりません。
というわけでご依頼を受けての撮影は、
はるかがクライアントさんの要望の聞き取り、
当日の人やモノのコーディネートをし、
ほのか氏が機材セットから撮影、現像と納品をする、
という役割分担で動くのです。
ところで私たちの事業者名「office seAsOw」のAとOがなぜ大文字なのか、ご存知ですか?
理由はいたって簡単、メンバー二人の血液型です。
(E♡先生を入れても、増えません)
小文字の名前の中にでこぼこと飛び出す大文字のアルファベット。
でこぼこなようでそれぞれを補ってバランスが取れている、
そんなふうにも見えませんか?
wrote by はるか
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