ここからは自宅に戻っての作業になります。
まずは切り出したそれぞれのパーツの研磨作業です。
レーザーカッターで切断しているため、切り口だけではなくその周辺も焦げや煤があります。
まずはそれを落とすために#240のサンドペーパーで研磨します。
そして木の名称が彫られている面と札幌の景観色で塗装する面を#400のサンドペーパーでさらに研磨します。
研磨で出る木粉はエアダスターで飛ばすのですが…その消費量が予想以上でした(^_^;)
現在コンプレッサーの導入を検討しています。
この日…レーザーカッター作業から帰宅してそこからの昼食が終わったのが既に16時を回っている状況でした。
研磨は元々屋外作業の予定でしたが、どう考えても作業が日没を超えることは間違いありません(´ー`)┌フッ
そこで、本来雨天等に対応出来るように物置にスペースを作っておいたので、そこに照明等を持ち込んで作業してました。
研磨が終わったら表材と裏材の貼り付けです。
試作の時は自宅にあったセメダインの木工用ボンドを使用したのですが、今回からタイトボンドを試してみることにしました。
セメダインのよりも粘度が低く気を付けないと塗り伸ばしているスクレイパー側から垂れてきます(^_^;)
今後の仕様変更があった時を考えて、接着後に切削性の良いものをと考えてのタイトボンド導入です。
セメダインやコニシ(ボンド)のは固まると弾力性がある状態になりますが、タイトボンドはカチコチになります。
それ以外は特に大きな違いはないように思います。
貼り合わせフレームたちは、間に普通紙を挟んで上から重しを乗せます。
重しの定番といえば…そう「図鑑や事典」ですね(^_^;)
5冊組のどうぶつ図鑑があったので、それでほぼ1日放置します。
「マスキング」と続いて、1回目の塗装になります。
塗装の際には「どの木にどの色を塗るのか」が分からないくならないように、それぞれのフレームに塗料のボトルを立てておきます(^_^;)
1回目の塗装が終わって十分に乾いたら、素地調整で#400のサンドペーパーで軽く研磨します。
その後2度目の塗装をしたら、出来れば2日は乾燥させたいところです。
その間に裏蓋の研磨をします。
やはりレーザーカッターでの彫刻と切断のため、焦げや煤があります。
表裏どちらも右が研磨前、左が研磨後になります。
特に彫刻部分は周りの焦げがなくなり「すっきり・くっきり」な印象になります。
そうして出来上がった「札幌の景観色フレーム Ver.2.0」は、この12色でスタートします。
まずは右上の4色は上から順に…
「乳白(ミルキースノー)」「キャベツ」「ライラック」「煉瓦(れんが)」
そして右下の4色は上から順に…
「ラベンダー」「豊平川(とよひらがわ)」「石切山(いしきりやま)」「蝦夷梟(えぞふくろう)」
蝦夷梟は先月から登場している色です。
さらに右上の4色は今回から登場となります。上から順に…
「陽光白(シャイニングホワイト)」「藻岩山(もいわやま)」「蝦夷りす(えぞりす)」「藍の里(あいのさと)」
色見本として展示するのは試作時の桐で作ったものになります。
販売するのは全て道産木材製になります。
表面は「札幌の景観色」を…そして裏面は銘木の表情をお楽しみいただければと思います。
「何の木に何色が塗られているのか…」
今回限りの組み合わせもあるかもしれませんので、そこはぜひ実際にご覧になっていただきたいと思いますヽ(´▽`)/
…さて…材料が中国大量生産MDF素材から「天然北海道産木材から全て手作り」に変更したことに伴い価格も変更になります。
価格は「1,400円」となります(※イベント等での直販時の価格です)。
遂に明日…
チカホ北三条交差点広場で開催されます「モノ x カフェひだまりラウンジ vol.4」から登場します!
なんとか間に合いました(^_^;)
これからフォトストーリカードを作ってそれぞれの色にセットしたりといった準備に入ります。
「札幌の景観色フレーム Ver.2.0」これからよろしくお願いいたします<(_ _)>
※このフレームは海蒼 絵葉書館が販売している「フォトカード」「ウッドコースター」がピッタリ収まるように作られています。
フォトカードを入れても裏蓋ははみ出しません。
またウッドコースターは裏蓋と入れ替えて飾っていただけるようになっております。
フレーム単体をご購入されてご自身の作品等を飾られる方は、厚紙等を裏打ちに使用すると良いかと思います。